今年から武道館

友達に誘われてジョンレノンスーパーライブに行ってきた。オノヨーコが集めたアーティストがジョンレノンの歌を歌いますという感じの催しである。友達が招待券を2枚持っている。が、行く相手がいない。で、どうか。と言う運びだ。
僕はぱくりと食いついた。僕も彼もジョンレノンの知識はドラクエⅢでいうところのアリアハンレベルである。いいのかなぁとファンの皆様に申し訳ない思いでいっぱいになりつつ、4時半ごろ玉葱の麓に舞い降りた。そこから会場に向かうとびっくりすることにチケットを引き換える客で長蛇の列ができていた。何がびっくりかって引き換えの列である。みんな招待券なのだ。やたら団体の女子高生が目に付く。9000円もするチケットを買う人はどのくらいいたのだろうか。ダ●屋の人がここぞとばかりにたくさんいたがみんな悲しそうな目をしていた。しかし、このイベント誰がお金を出してるんだろう。
ライブが始まるとやたらと段取りが悪い。入れ代わり立ち代わりいろいろな人が出てくるのだがそこはライブ会場である。当然セットチェンジが行われるわけだからちょっとずつ空白ができるのである。感謝祭のようにCMへという訳にもいかない。そこでだれかが仕切るわけでもなく観客は放置される。うーん。
と、ここまでタダ券野郎ですらちょっと不満を覚えた。しかし、そこは前衛、オノヨーコ。素敵なところもたくさんあった。時々、例のセットチェンジの時にジョンの生前の映像であったり(ちょっと前に特ダネでやってたやつ、見た人いるかな。)、イベントの趣旨であったりをスクリーンで見せてくれる。しかも演出がいいのかちょっと感動的。今回のライブで発展途上国に8つの学校を作ることになっているそうだ。僕が払ったビール代もお役に立てたのだろうか。
歌手についても触れておかなければならないだろう。加藤登紀子さんが出てきたんだが、べらぼうにうまかった。MCもしたし。歌詞を日本語に直して歌ったところも良かったと思う。2曲だけだったが鳥肌が治まらなかった。観客に合唱を求めたがノリが悪かったのは残念。その点最後の方にでてきたゴスペラーズは客が歌うまでがんばった。そういう人を頭に持ってきても良かったんじゃないかと思った。招待券を大量に発行してるわけだし。女子高生はISSAにものすごく反応していた。人気あるんだなぁ。最後にオノヨーコがでてきてみんなで大合唱という感じのわかりやすい終わり方でライブは終わりました。
とりあえず加藤登紀子さんのコンサートにはお金を払って行きたいと思いました。